心の病で食事が億劫なあなたへ|無理なく続ける「小さな食事習慣」

最近、朝晩の冷え込みが厳しくなってきて、なんだか心までぎゅっと縮こまるような日がありますね。そんな日は、台所に立つこと自体が、まるで重い荷物を持ち上げるように感じられることがあります。特に、心が疲れているとき、食事の準備は本当に億劫な作業になってしまいますよね。

心が疲れているときの食事、なぜ難しいの?

心がしんどいとき、私たちはエネルギーのほとんどを「なんとか一日を乗り切る」ことに使ってしまいます。だから、献立を考えたり、食材を買いに行ったり、調理したり、片付けたり…といった一連の「食事」に関するタスクが、途方もなく大きな壁のように感じられるのは、ごく自然なことなんです。私も、夜中に何度も起こされた翌朝や、なんだか気持ちが沈んでしまう日には、冷蔵庫を開ける気力すら湧かないことがあります。そんな自分を責めてしまう気持ちも、よくわかります。

無理なく続ける「小さな食事習慣」のヒント

完璧な食事を目指すのではなく、「とりあえず、何かお腹に入れる」ことを目標に、いくつか小さなヒントを試してみませんか?

1. 「とりあえず一口」から始める

「しっかり食べなきゃ」と思うと、かえって食欲がなくなってしまうことがあります。そんなときは、まず「とりあえず一口」から始めてみましょう。バナナを一本、ヨーグルトを一口、おにぎりを半分。食べやすいもの、好きなもので大丈夫です。口にすることで、少しだけ体が温まったり、気持ちが落ち着いたりすることもあります。

2. 「完璧な栄養」より「食べられるもの」を優先

栄養バランスを考えるのは、元気なときで十分。心が疲れているときは、「食べられるもの」を最優先にしてください。冷凍うどん、レトルトのお粥、インスタントスープ、パンとチーズ。罪悪感を感じる必要はありません。体が少しでも楽になることが、今は一番大切です。

3. 「作り置き」は無理せず「ストック」を活用

「作り置き」は素晴らしい習慣ですが、心が疲れているときには負担になることも。それよりも、いざというときにすぐに食べられるものをストックしておくのがおすすめです。冷凍ご飯、フリーズドライの味噌汁、缶詰、ゼリー飲料など。これらは、私の「低エネルギーでもなんとかする」ための強い味方です。

4. 誰かと「一緒に食べる」を意識する

一人で食べるのがつらいと感じる日もありますよね。もし可能なら、家族や、子どもの食事のついでに、自分も一口だけでも口にしてみるのはどうでしょうか。子どもが美味しそうに食べている姿を見ると、不思議と自分も少しだけ食べられることがあります。誰かと食卓を囲むことで、食事へのハードルが少し下がるかもしれません。

心の病で食事が億劫なあなたへ|無理なく続ける「小さな食事習慣」

完璧じゃなくていい、今日はこれくらいで

私も、子育て中の慌ただしさの中で、自分の食事は後回しになりがちです。特に、気持ちが落ち込んでいるときは、栄養満点の食事を用意することなんて、とてもできません。でも、そんな日でも「とりあえず一口、何か食べた」という事実が、私を少しだけ安心させてくれます。

毎日同じようにできなくても、大丈夫。今日はこれくらいで、と自分を許してあげること。それが、一番大切な「小さな習慣」かもしれません。食事は、生きるための大切な行為ですが、同時に、自分を追い詰めるものであってはいけないと思うんです。

窓の外はもうすっかり暗くなって、子どもの寝息が聞こえてきます。今日も一日、よく頑張ったね、と自分にそっと声をかけてあげたい夜です。明日も、また「とりあえず一口」から始めてみましょうか。